ドルチェ・ガッバーナとは?

ドルチェ・ガッバーナは、イタリアを代表する世界的に有名なファッションブランドであり、メンズ、レディースの双方のトップファッションブランドでもある。ドルチェ・ガッバーナは、「スタイルとは内にあるもので、それを追求し、選択する者自身である」ことをコンセプトとし、自由でかつ確実なライフスタイルそのものを提案している。また、ドルチェ・ガッバーナは、情熱的な華やかさと、ゴージャスでエレガントな服作りを根幹とし、その一方で斬新で妙なこだわりをもつ、俗に「モダンバロック」と呼ばれるような特徴ももつ。裏地が豹柄のスーツなど、普通の人では考えつかないアレンジや、現代と過去の融合等、ドルチェ・ガッバーナならではの表現がなされている。ドルチェ・ガッバーナが求める女性像は、「リラックスして自分の為にオシャレをする」「ほんの少し享楽主義者風でいて、細部まで気を配る」等。創始者であるドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナは、共にゲイであることでも有名。アルマーニやベルサーチなど、ミラノのファッション界にはゲイが多いといわれるが、ゲイという独特の感性が、トップファッションリーダーとしての素質を開花させるのでしょうか。

ドルチェ・ガッバーナと「Hollywood」、
「ヴィジョナリーズ」

ミラノの天才的スタイリスト、ドルチェ・ガッバーナのハリウッドとの関わりはマドンナから始まる。1993年、マドンナのワールド・ツアーのためのデザインをドルチェ・ガッバーナが提案したのをきっかけに、マドンナはドルチェ・ガッバーナが、大のお気に入りとなる。93年に出版された写真集「Hollywood」は、過去10年間にドルチェ・ガッバーナを身につけたハリウッドスターの写真を集めたアルバムで、ドルチェ・ガッバーナの作品の生き生きとしたイメージや、彼らの芸術に対するセレブリティたちの解釈、そして世間の評価をも垣間見ることができる。マドンナを初めとし、デミ・ムーア、ニコール・キッドマン、イザベラ・ロッセリーニ、スーザン・サランドン、ティナ・ターナー、グウィネス・パルトロウなど、そうそうたるハリウッドの女王たちが登場する。本書は、ドルチェ・ガッバーナの創造的人生をたどったスクラップブックともいえる。また、2005年に日本で出版された「ヴィジョナリーズ・ファッション・デザイナーたちの哲学」には、ドルチェ、ガッバーナのインタビューが掲載されており、ドルチェ・ガッバーナファンの方は一読をお勧めします。

ドルチェ・ガッバーナと「D&G」は
別ブランド!

ドルチェ・ガッバーナと「D&G」は別のブランドだということをご存知ですか?正確にいうと、全くの別ブランドではなく、ドルチェ・ガッバーナがファーストライン、「D&G」がセカンドラインの関係です。セカンドライン(second line)とは、デザイナーズブランドの普及版として開発されたブランドのことで、 感性やテイストは残しながらも価格は抑えてあります。その分、「D&G」は、本来のブランド(ドルチェ・ガッバーナ)よりも質が多少劣るといえます。ファーストラインの「ドルチェ・ガッバーナ」は商品開発、生地の選定から流通量の決定迄をドルチェ・ガッバーナが自社で直轄管理していますが、セカンドラインの「D&G」はイタリアのITホールディングス社がライセンス権を所有し、ドルチェ・ガッバーナ社の直轄管理外のアイテムも数多くあります。「D&G」は、比較的入りやすい価格設定とドルチェ・ガッバーナのもつテイストを兼ね備えた商品揃えることでこのテイストを味わってもらい、やがて、ドルチェ・ガッバーナ移ってもらおうというマーケット戦略ですね。他の有名ブランドの多くが採用しています。

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